風の谷のナウシカ【映画】は序章に過ぎない..... 原作漫画レビュー!
どうもこんにちはサンクマです。
先日スタジオジブリの「風の谷のナウシカ」の映画を久しぶりにみました。
小さい頃、金曜ロードショーでやっていたのをビデオ(昭和!)に録画して、何十回と見ているのですが。
定期的に見たくなります。
ジブリ作品あるある.....だと思います。
良い作品は、何回みてもイイです。
そういえば日本とアメリカを除く国では、Netflixでジブリ作品が公開になったそうです。
なんで日本以外なの?
すごく羨ましい。
日本やアメリカで公開されない理由は、スタジオジブリとディズニーとの契約の問題のようです。
話を戻します。
映画版「風の谷のナウシカ」には、原作マンガがあること、ご存知でしょうか?
私も原作マンガの存在は知っていましたが、読んだことはありませんでした。
先日、映画版ナウシカをみている時...
「映画とマンガでどのくらいストーリーが違うのかな?」
という疑問が生まれました。
ということでポチりました。
▼私がポチったのは、「アニメージュ・コミック・ワイド版 全7巻セット トルメキア戦役バージョン」です。
この7巻セットのバージョンはいくつかありますが、初版や重版の違いだけで、中身は同じです。最新版がトルメキア戦役バージョンです。
▲その他にも「フィルムコミック」というバージョンもあります。
映画をキャプチャーしてカラーコミック化しているものです。
こちらは原作ではありません。購入の際はご注意ください。
▲全7巻セットです。
大きさは大学ノートと同じB5サイズです。普通のコミックの倍くらいの大きさです。
▲ポスターもついています。
めちゃくちゃ絵が綺麗
まず思ったのは絵がなんか...めっちゃきれいです。(宮崎先生に失礼..すぎる)
絵が鉛筆で描かれたスケッチのような描き方で温かみがあります。
モノサシを使った直線もありません。
スクリーントーンも使われていません。
すべて線の濃淡で書き分けられています。
枠線までもが手描きな感じです。
マンガは分業が当たり前ですが、おそらく宮崎駿本人が、全て書いたのではないか?
と思います。
▼見開きはカラーの水彩画です。
地図などの世界観がわかる情報も入っています。
1冊500円程にしてはしっかりしていて、お得感があります。
映画版とのストーリの違いは?
気になるストーリーですが....
違います。というより、映画版は物語の一部にすぎません。
映画版ナウシカは、マンガ原作の最初の部分を映画にしたような感じです。
映画の部分のストーリーはマンガ原作では2巻目の終わりくらいに終了します。
マンガは7巻あるので、残り5巻分「風の谷のナウシカ」には続きがあります。
スターウォーズでいうと「エピソードワン」といったところですかね。
映画版ではナウシカが王蟲の大群の怒りの進撃を、身を挺して抑え...ストーリーは終了します。
エンディングも、ハッピーエンド。
風の谷にもとの生活に戻っている様子が描かれています。
しかしコミック版では、王蟲の進撃を止めるシーンは、まだまだ序盤です。
それからもストーリーは進行し、世界が破滅してしまった理由や腐海や虫たちの謎...
詳しくはネタバレになるので書きませんが、映画版では描いていない内容がどんどん出てきます。
新キャラも登場し。山場もまだまだあります。
▲新キャラ?
▲悪役キャラ?
▲ナウシカと戦うマスクの兵士達??
まとめ
映画版「風の谷のナウシカ」を何十回みた私ですが。
マンガ版を読むと、映画は全体の一部だと言うことがわかりました。
これまでマンガを読まずに過ごした数年感が、もったいなく感じました。
こんなに深いストーリーがあったなんて....
マンガの「ナウシカ」を読むと、宮崎駿が思う世界観が理解しやすくなります。
ファンタジーで素敵な作品をたくさん描いている宮崎駿さんですが。
この作品では、人間の持つ「恐れ」「憎しみ」「葛藤」「欲」といったダークサイドな部分がふんだんに描かれています。
『天空の城ラピュタ』や『もののけ姫』に出てくるアイデアが含まれており。ジブリファンにはおなじみのシーンもいくつか出てきます。
『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野秀明さんもスタジオジブリ出身だそうですが。
彼もナウシカに影響されたんだろうな。と思います。
正直もっと早く原作を読めばよかったと思いました。
ジブリファンも、そうでない人も
とにかく読んでおいて、後悔はない作品だと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございます。